日本代表FW古橋亨梧は、着実に進化している。所属するセルティックや日本のファンは、その変化をしっかりと目に留めているようだ。
古橋は現在、ヨーロッパで2シーズン目を戦っている。中央大学卒業後、キャリアの振り出しはJ2のFC岐阜だったが、プロ2年目の夏にJ1のヴィッセル神戸へと引き抜かれると、すぐさま結果で自身をアピール。日本代表にも選出されるようになると、2021年にはセルティックへと移籍した。
スコットランドに到着すると、国内リーグ戦で初先発となった試合でいきなりハットトリックを披露。負傷によりシーズンの半分を棒に振ったが、リーグ戦20試合で12ゴールと、ヨーロッパでの初シーズンで見事を残した。
さらなる飛躍が期待されている今シーズンも、国内開幕2戦目から4試合ゴール。しかもスコティッシュ・プレミアシップ第5節では、ハットトリックを達成していた。
だが、そのダンディー・ユナイテッド戦以降の5試合で、ベンチどまりだった1試合を含めて1ゴールのみ。スコットランドでは、古橋に対する向かい風が強くなりかけていた。
そうして迎えた19日のリーグカップ準々決勝では、批判を吹き飛ばすようにゴールを奪った。3点をリードした状況だったものの、勝利を決定づけるゴールを奪い、4-0の快勝に貢献している。