セルティックに所属する日本代表FW前田大然が今季リーグ戦初ゴールを決めた。
■スライディングで合わせる
セルティックは10月15日、スコティッシュ・プレミアシップ第11節にてハイバーニアンと対戦した。日本人選手からは旗手怜央が先発出場した一方で、前田と古橋亨梧はベンチスタート。また負傷離脱していた井手口陽介も今季初めてベンチ入りしている。
開始早々セルティックに得点が生まれる。前半9分、セアド・ハクサバノビッチが左タッチライン際からペナルティエリア角まで運んでクロスを供給。これにファーサイドでジェームズ・フォレストが右足で合わせてリードを奪った。
前半18分にはアレクサンドロ・ベルナベイが左サイドからグラウンダーのクロスを上げると、ギオルゴス・ギアクマキスがワンタッチで押し込んで追加点をゲット。その6分後にはフォレストがこの日2ゴール目を挙げてセルティックが3-0リードで折り返すと、ハーフタイムに前田を投入した。
その後もチームの勢いは止まらない。後半11分には1点を返されたものの、その2分後にショートカウンターの流れからフォレストが3点目を挙げてハットトリック達成。再び3点差に広げた。
古橋投入後の後半28分にはギアクマキスがネットを揺らしてダメ押しゴールを奪取。そして、セルティックは終了間際に6点目を奪う。後半44分、アーロン・ムーイが敵陣中央からゴール前に向かって浮き球を送ると、古橋が反応して右足でのコントロールを試みる。しかし惜しくも届かず、ボールは古橋を通り過ぎると、ここに飛び込んだのが前田だった。背番号38はタイミングよくスライディングシュートで合わせて得点に成功。嬉しい今季リーグ戦初ゴールを挙げた。
日本代表FWに得点が生まれたセルティックはリーグ9勝目を記録し、首位をキープしている。