プレミアリーグが公開したソン・フンミンのゴール動画が、驚きの再生回数を記録している。1年で最も素晴らしいゴールに贈られるプスカシュ賞に選ばれたのだから人気なのは当然ではあるものの、3年前のゴール動画が24時間も経たぬうちに世界中で55万回も見られ、サッカーファンを喜ばせている。
プレミアリーグがインスタグラム公式アカウントで公開したのは、ソン・フンミンが2019年12月7日に決めたゴールだ。プレミアリーグ第16節、トットナムがバーンリーに5-0で勝利した際の3点目のゴールが、世界に衝撃を与えた。
一言で表せば、誰もソン・フンミンに追いつけなかった。自陣のペナルティーエリア手前でこぼれ球を拾った韓国代表は、前にいる2人の仲間にパスを出さなかった。むしろ相手選手の方が多く、3人に囲まれているのだが、驚くべきことにこのアタッカーはドリブルを選択する。
バーンリーの選手3人はソン・フンミンに追いすがることができず、次は2人のDFが止めにかかるが、軽くボールを前に出すと自身も急加速し、簡単に裏を取る。さらに寄せてきたDFのタックルもかわすと、ゴールへと一直線。さらに追いすがる2人を背中に感じながらもGKとの1対1を制し、ゴール右隅に決めている。
後のインタビューで最初にパスをすることも考えたと明かしているが、思い切りの良さがプスカシュ賞受賞の「70m独走ゴール」を生んだ。