アーセナルDF冨安健洋は9日に行われたプレミアリーグ第10節で今季リーグ戦初先発を果たし、リバプール相手の勝利に貢献した。激闘から一夜明けても、称賛の波が広がり続けている。
今シーズンの冨安は負傷で出遅れ、プレミアリーグでは2度ベンチを外れたほか、7試合に出場するも、すべて交代出場。最長でも1試合25分間しかプレーしていなかった。
だが、日曜日にホームのエミレーツスタジアムで行われたリバプール戦では、これまでレギュラーとしてプレーしてきたオレクサンドル・ジンチェンコに代わり、左サイドバックで先発。フル出場で勝利に貢献した。
アーセナルとしては2度追いつかれる苦しい展開で、2ゴールを奪われた事実は残る。それでも、対峙することになったモハメド・サラーを厳しく監視して仕事をさせず、後半24分には交代に追い込んだ冨安の守備は、高く評価されていた。
本来のポジションはCBで、ヨーロッパで最初のクラブとなるシント・トロイデン移籍後も同ポジションを務めていたが、イタリアのボローニャに移籍すると、右サイドバックで起用されることが増えていった。アーセナル加入後は、右サイドバックが主戦場となり、昨季終盤には左サイドバックとしてもプレー。今回のリバプール戦で、どのポジションでも期待に応えらえるDFであることを証明した。
冨安は自身のインスタグラムの公式アカウントで、試合の写真を投稿。「今日は大きな勝点3でした」と、喜びをつづっていた。
この投稿に、ファンの称賛が止まらない。試合から一夜明けても、増え続ける「いいね!」は11万5000人に達している。