元日本代表の内田篤人氏が、古巣であるシャルケを訪問した。かつての人気選手の帰還を喜ぶ声があふれる一方、現在所属する日本代表選手へのファンの厳しい評価が浮かび上がってきた。
シャルケが現地時間9日にツイッターで情報を発信すると、投稿には3000もの「いいね!」が押された。かつてチャンピオンズリーグでも活躍した内田氏が練習場を訪れた様子を公開したのだ。地元紙によると、ワールドカップに向けて日本代表の対戦国であるドイツの取材に来たようだ。最近のシャルケのツイートに1000を超える好感が寄せられることはほとんどなく、内田氏の変わらぬ人気ぶりがうかがえる。
シャルケの日本語版ツイッター公式アカウントではインタビューも公開されている。シャルケのことは結果や選手の移籍もチェックして、今も気にしているという“相思相愛”の仲だ。
ドイツ語版の投稿に寄せられるコメントも「ウッシー、おしゃれ!」など、同氏の人気を感じさせるものが多くあった。だが、ファンの声を拾っていくと、どうやら雲行きが変わっていく。
「ウッシーに幸運を。でも、期待していたツイートはこれじゃない」
「ここで彼を見ることができてうれしいけど、もっと重要な人を見たいと思っている。例えば、新監督とか!」
「ウッシーが僕らの新監督?」
「ウッシーを監督に」
「クラマーよりも良い監督になるはず」
「指導者ライセンスを持っているかな?」
今季、1部リーグに復帰したシャルケだが、ブンデスリーガ第9節までを戦って、わずか1勝しかできていない。勝点6で16位と、2部チームとの入れ替え戦出場圏につけるという低空飛行が続いているのだ。そのため、今季からチームを預かるフランク・クラマー監督には、批判の声が高まっている。