■10月9日/明治安田生命J2第40節 横浜FC2ー3大分トリニータ(ニッパツ)
勝てば無条件でJ1昇格が決定し、引き分け以下でも他会場で行われている岡山が甲府に引き分け以下ならJ1昇格が決まる横浜FCのホームスタジアムに乗り込んで戦った大分トリニータ。J1参入プレーオフに進出できる6位以上の順位確定を目指してアウェイで白星を欲するゲームとなった。
序盤から点数が動き、後半11分に試合は2-2でイーブンに。シーソーゲームとなった展開に決着をつけたのが大分の10番・野村直輝だ。ペナルティエリアの手前から放ったミドルシュートは強烈な勢いでゴールに一直線。ゴール裏に駆けつけたサポーター目掛けてゴールネットに突き刺したのだ。
このゴールが決勝弾となり、大分は3-2で勝利。勝ち点3を積み上げて、J1参入プレーオフ進出とある6位以上を確定させた。
その後、野村がヒーローインタビューに。DAZNのカメラの前に表れた野村は、涙を浮かべていた。インタビュアーから「どんなお気持ちでしょうか?」と聞かれると、背番号10はタオルで顔を覆ってしゃべれない状態に。涙をぬぐい、時間を置いて、「今年もずっと、なかなか結果が出せず」と声を震わせながら話し出した。