かつて日本代表を率いたマジョルカのハビエル・アギーレ監督が、日本人選手と日本代表について語っている。あまり良いとは言えない形で日本を離れたが、わだかまりのない様子を見せている。
アギーレ監督はメキシコ代表を率いて、ワールドカップでベスト16に2度進出。アトレティコ・マドリードなどスペインのクラブでも指揮を執り、2014年に日本代表の監督に就任した。
日本代表では2015年のアジアカップで8強に進出するなどチームづくりを進めていたが、スペインでサラゴサを率いていた時期に八百長に関与していた疑惑が浮上しており、2015年2月には日本サッカー協会との契約が解除された。
その後はUAEやエジプトのクラブを率いていたが再びスペインや母国のメキシコで指揮を執り、昨シーズン途中にはラ・リーガのマジョルカの指揮官に就任。チームを1部リーグに残留させると、今シーズンも引き続きマジョルカを率いている。
決して満足して日本を離れたわけではないだろう。昨季のマジョルカに所属した日本代表MF久保建英にも、満足な出場機会を与えたわけではない。それでもアギーレ監督はプロフェッショナルとして、サムライたちについて高い評価を口にしている。
マジョルカのツイッター公式アカウントで、アギーレ監督のインタビュー動画が公開されている。日本人選手がラ・リーガへ挑戦することについてどう思うかと問われたアギーレ監督は、「彼らはラ・リーガでプレーするのに必要な条件を満たしていると思います」と回答。さらには、すらすらと岡崎慎司や柴崎岳、武藤嘉紀や久保建英と、スペインでプレーした選手たちの名前を挙げて、「クオリティに満ちた選手たちで、スペインでもプレーすることができます」と断言している。