バルセロナが誇る逸材は、またしてもインテル戦でゴールネットを揺らすことになるのだろうか。
■CL史上最年少ゴールを記録
バルセロナは10月4日、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3節でインテルと対戦する。
1勝1分けで迎えたこの試合は決勝トーナメント進出に向けて正念場となる中、過去に同一カードで得点を挙げ、CL記録をつくった若武者がいる。昨季から10番を背負うスペイン代表FWアンス・ファティだ。
2019-20シーズン、バルセロナはグループステージ最終節にてインテルと激突。前半23分に先制するもハーフタイムに入る前に追いつかれ、一進一退の攻防が続く中、当時31番だったファティは後半40分に投入された。
するとピッチに立った直後に結果を残してみせる。後半41分、ファティはペナルティアーク手前でボールを受け、ルイス・スアレスに縦パスを当てて落としをもらう。そしてトラップすることなく右足を振り抜くと、地を這うボールは左ポストに直撃。跳ね返ってゴールの中へと吸い込まれていった。
これが決勝点となりバルセロナは2-1で勝利。加えてファティは17歳と40日でCL初ゴールを決めたことにより、同大会での最年少ゴール記録を樹立した。
あれから3年のときを経て、クラブは再びインテルと相まみえることに。CL公式ツイッターが投稿したファティの当時の得点動画には、「また決めて欲しいなぁ」や「ベストの時期を取り戻してほしい」といったコメントが寄せられている。度重なる負傷を経験したバルセロナの若きFWは、この試合で再び輝くことができるのだろうか。