■立て続けに失点。かなり厳しい状況に
序盤からボールを握ったのは、最低でも1点が必要なC大阪。守備時は4-4-2だが、保持の際には鈴木徳真をアンカーに配置し、奥埜博亮と上門知樹をIHに置いた4-3-3で前進を行う。本来はCHポジションの奥埜も積極的に前線へ飛び出していき、早めの時間帯にゴールを奪おうという意思が見られた。
すると23分、浦和は失点を喫する。裏に抜けた毎熊晟矢へスルーパスを出されると、そのまま毎熊にペナルティエリア右へと侵入される。その毎熊からのクロスを明本が防ごうとしたところ、ボールは明本の足にディフレクトしてゴールイン。相手にボールを持たせてゲームに入った中、前半のうちに失点を奪われた。
これで2戦合計1-2。今度は浦和に得点が必要な展開となった。
しかし、ホームチームは30分に再び失点。自陣右サイドから為田大貴に低いクロスを上げられると、中盤から走り込んできた奥埜にペナルティエリア中央で受けられ、得点を許してしまった。
この失点により、合計スコアは1-3となる。アウェイゴールの関係で浦和は勝ち抜けのために3得点が必要となり、非常に厳しい状況に置かれた。
何とか前半のうちに1点でも取ろうとするが、攻め急いでしまうあまり何度かパスミスが散見され、ゴールを奪うことができず。相手の積極的なプレッシングにも手を焼いて、0-2で折り返した。