■「勝ちに行く」はずだったが…
さて、ブラジル戦に向けて木暮監督は記者会見などを通じて「学びに行くのではなく勝ちに行く」と強調して臨んだのだが、試合開始からわずかに2分50秒、そして3分30秒にブラジルのエース、ピトに連続ゴールを許し、さらに6分28秒にはルーカス・ゴメスにも決められて、早くも3点差とされて勝敗は早くもこの時点で決してしまった。
2021年にリトアニアで開かれたフットサル・ワールドカップで日本はラウンド16でブラジルと対戦し、この時は2対4で敗れはしたものの終盤まで接戦を演じ、十分にブラジルを苦しめた。
今回の対戦は日本のホームであり、来日直後のブラジルのコンディションを考えてももう少し食い下がってくれるかと期待していたが、勝負はあっさりと裏切られてしまった。
その後は、コンディションが万全でないブラジルはあまり無理はせず、ゲームをコントロールしながらしっかりと3点のリードを保って、さらに後半2点を追加して逃げ切った。