偉大なるキャプテン・ハセベに不可能はなし! 11年の時を越えてよみがえる「GK」長谷部誠!の画像
GK姿も整っている長谷部 写真:アフロ

 11月に開幕するカタール・ワールドカップで、日本代表の一員として戦う姿を見たくなってしまう。フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、チャンピオンズリーグマルセイユ戦で先発し、1-0の勝利に貢献している。リーグ戦ではベンチスタートとなっているが、先発待望論が浮上してくるのも当然だろう。

 長谷部がドイツでプレーするようになって、16シーズン目になる。ドイツに渡っていきなりのブンデスリーガ制覇など、さまざまな経験を積んできたが、ツイッターのブンデスリーガ日本版公式アカウントでは、長谷部の貴重な姿を紹介している。

 長谷部はもともと攻撃的なMFだったがボランチへと移り、さらにはサイドバックも経験して、現在は3バックの中央を務めている。

 戦術理解度と献身性のなせる業だが、他にもこなしているポジションがある。実は、プロの舞台でGKを務めたことがあるのだ。

「GK長谷部」が爆誕したのは、今日からちょうど11年前。2011年9月17日のことである。

 当時ヴォルフスブルクに所属していた長谷部は、ホッフェンハイムと対戦。この試合でもサイドバックで先発し、試合途中からボランチとしてプレーした。さらには残り10分を切ってから、まさかの配置転換が待っていた。GKが退場したことにより、急造GKとしてのボール前に立ったのだ。

 長谷部はGKのユニフォームを借り、GKグローブを手にはめた。自陣から敵陣逆サイドへの見事なロングパスも見せたが、正確なパントキックをFWに届けてもいる。だが、困難さは否めず、相手FWに抜け出されると、一瞬距離を詰めたものの、ゴール隅へとシュートを流し込まれてしまった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3