■ケガ人回復などで新潟は戦力充実

 この試合では2年10か月ぶりに声出しが解禁されていた。85分には、この日3度目の歓喜がデンカビッグスワンスタジアムを走り抜ける。途中出場のFWアレクサンドレ・ゲデスが右サイドから抜け出し、ダメ押しの3点目をゲットしたのだ。

 ポルトガル出身の28歳は、出場7試合目でシーズン初ゴールとなった。試合後には「声出し応援でホントに決めたいと思っていたので、素直に嬉しいです」と喜びを言葉にした。

 このまま3対0で試合を締めた新潟は、勝点を「68」とした。栃木SCと引分けた横浜FCに勝点で並び、得失点差で27節以来の首位に躍り出た。

 この試合ではCBの舞行龍ジェームズが、5試合ぶりに出場した。また、キャプテンの堀米悠斗に代わって左SBを務めた渡邉は、4月27日の12節以来の出場だった。三戸の復帰とゲデスの初ゴールも好材料である。先発で起用された選手、途中出場の選手が勝利に直結するプレーを見せていたシーズン中盤の勝ちパターンを、取り戻している印象だ。

 数字的からもJ1昇格が見えてきている。

 勝点68の新潟と横浜FCは、残り7試合で4勝すると勝点「80」となる。4勝1分2敗なら「81」、4勝2分1敗なら「82」だ。新潟にも横浜FCにも、難しいノルマではない。

 それに対して、勝点63で3位のファジアーノ岡山は、5勝2分1敗で「80」、6勝1敗で「81」である。木山隆之監督のチームは4連勝と勢いをつかんでいるが、新潟と横浜FCが自力でのJ1昇格に近づいているのは間違いなさそうだ。

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