半自動オフサイドテクノロジー(SAOT)がチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で発動した。
■コペンハーゲンの得点が取り消される
SAOTが発動したのは、9月6日に行われたCLグループG開幕節ドルトムント対コペンハーゲンの試合。3-0でドルトムントがリードしていたなかで、コペンハーゲンに得点が生まれたシーンでのことだった。
コペンハーゲンがゴールを奪ったのは88分23秒の場面。ペナルティエリア中央で味方からの落としを受けたラスムス・ファルクが左足でネットを揺らし、2点差となる。しかし、88分5秒の場面で、ハコン・アルナル・ハラルドソンからロブパスを受けていたアンドレアス・コルネリウスがオフサイドの位置にいたことが判明。ネットが揺れてからおよそ50秒の時を経て得点は取り消しとなっている。
試合終了の直後には、SAOTによるオフサイド判定を説明するための3Dアニメーションが表示。ドルトムントDFと並走していたコルネリウスの膝がわずかに出ていることが示された。
ちなみにハラルドソンからコルネリウスにロブパスが出たとき、ドルトムントの選手は誰もオフサイドをアピールしておらず、かなりギリギリの判定になっていたことが分かる。