■鹿島戦に向けて
9月3日に鹿島戦を控えているなか、浦和は1日にオフを設けたという。試合の2日前にオフを取るのはレアなケースだが、これにはメンタルの観点でメリットがあったと踏んでいるようだ。
「月曜日にスタートして試合までに5日間トレーニングをするというのは、フィジカル的な負荷においてはコントロールしていけば問題ありませんが、この時期になると、メンタル的には(5日連続の練習は)長く感じてしまうものです。
元々予定していた3連休に“プラス1日”を考慮したとき、4連休にするとコンディションが落ちて練習で負荷を上げられないという状況になってしまいます。今回はその間を取ったオプションで、過去にも使用したことがあります。ACLの後の流れを考えると、昨日のオフはメンタル的な観点でよかったと思います」
鹿島では先日レネ・ヴァイラー監督が退任し、岩政大樹新監督が就任。新体制になってからまだ日は浅いが、リカルド監督は相手チームをこう分析する。
「新しい監督になってから、中盤がダイヤモンドの4-4-2を採用するなど、非常にスタイルははっきりしていると思います。クロスを多用し、トップ下の選手も前に出て、FWもチャンスを演出する能力の高さを持っています。
私たちも高いレベルを発揮しなければなりませんし、サポーターの方々にとっても大事な試合だと思いますので、しっかり戦いたいです。また相手にとっては、川崎フロンターレ戦での敗戦の後ですから、さらに厳しく来ると思っています」
ACLで快進撃を見せて波に乗っている浦和は、この勢いを保って4位鹿島を下せるか。試合は3日18時キックオフ予定だ。