マンチェスター・ユナイテッドは9月1日、エールディビジのアヤックスからブラジル代表FWアントニーが加入することが正式決定したことを発表した。
■正式決定
8月30日の時点ではクラブ間合意が発表されており、アヤックスの発表では9500万ユーロ(約132億円)+500万ユーロ(約7億円)のボーナス、最大で1億ユーロ(約139億円)の移籍金になると伝えられていた。
マンUの公式サイトによると、マンUはアントニーと2027年までとなる5年契約を締結。さらに1年間の契約延長オプションが付帯しているという。すでに今夏の移籍市場でブラジル代表MFカゼミーロをレアル・マドリードから獲得しており、今夏2人目のブラジル代表戦戦士の加入となった。
現在22歳のアントニーは2010年にサンパウロの下部組織に入団。2018年9月にトップチームに昇格を果たすと、同年11月にトップチームデビューを果たした。サンパウロでの活躍が認められると、2020年2月にチェルシーへ移籍したハキム・ツィエクの代役としてアヤックスに加入した。
2021年に行われた東京五輪にも出場したアントニーは、Uー24ブラジル代表の主力として活躍。全6試合にスタメン出場し、1アシストで母国の金メダル獲得に貢献した。すでにブラジルのA代表としてもプレーしており、代表9キャップで2得点を記録している。
マンUの日本語公式ツイッターが投稿したアントニーの移籍決定動画にはユニフォーム姿が収められており、「これから大暴れしてくれ」や「かっこよすぎだろ」の声があがっている。