8月23日、ヴィッセル神戸の山口蛍が公式インスタグラムを更新。悲痛さと熱さが入り混じったメッセージと、神戸サポーターの写真を公開した。
神戸はACL東地区ベスト4進出をかけて、8月22日に埼玉スタジアムで全北現代と対戦。後半19分に途中出場した汰木康也の得点で先制したものの、直後に失点。1-1の同点で90分が経過すると、延長戦に突入した。その延長前半と延長後半に1点ずつ失点して、結局、1-3で敗戦。悲願のアジア制覇はならなかった。
試合後の山口は目を真っ赤にし、ピッチに座り込むなど、精神的なダメージが大きいことは容易に想像がついた。埼スタに駆けつけた神戸サポーターからは、「ほたるー!」「立ってー!」などの声援が飛んでいたほどだ。
そんな山口のメッセージは、以下。率直な気持ちが、346文字に込められている。
「全北戦応援ありがとうございました。何を書くべきかずっと考えてて、でも考えても考えても出てくるのはファン、サポーターの皆さんに申し訳ない、チームに関わる全ての人に、チームメイトに申し訳ない気持ちしか出てこない。
俺はチームを勝たせれる力もないしそんな選手でもないのはわかってる。だから泥臭く必死にやるしかないと思ってた。
でも一つのミスが失点に繋がりチームが負ける事はある。その現実を突きつけられた気がする。去年あれだけ必死に戦って勝ち取ったACLの舞台こんな形で終わるとは思ってなかったし懸ける思いも強かった。自分がどれだけ無能なのか。チームに本当に必要なのか。
それでも試合はまだ続くし、自分達には残留争いが残ってる、残り9試合自分に出来る事を必死にやっていきます。
本当に応援ありがとうございました!」