マンチェスター・ユナイテッドが8月20日、レアル・マドリードに所属するブラジル代表MFカゼミーロの獲得で合意に達したことを発表した。両クラブの公式サイトで伝えられている。
■招集外、移籍決定
マンUがついに待望のMFを獲得することになった。昨季終了後に契約満了となったフランス代表MFポール・ポグバと元セルビア代表MFネマニャ・マティッチが契約満了により退団。そのため、ボランチでプレーできる選手の補強が急務となっていた。
スペインメディア『アス』や米メディア『ESPN』などによると、マンUは当初バルセロナに所属するオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの獲得を画策していた。交渉が難航し、なかなかまとまらず。次なるターゲットとして目をつけたのは、ユベントスのフランス代表MFアドリアン・ラビオだ。しかしこれは拒否されたようだ。
その状況でレアルのカゼミーロ獲得の噂が急浮上。しかし、”白い巨人”の主力で活躍し昨季王者としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも臨む予定だったカゼミーロが、CL出場権を逃したマンUへの移籍に疑問的な声もあがっていた。だが、レアル側がカゼミーロの新たな挑戦を尊重する形で移籍が容認された。
レアルは8月19日にセルタ戦(日本時間8月21日)に臨む招集メンバーを発表。そこにはカゼミーロの名前がなく、カルロ・アンチェロッティ監督も移籍に関して認めていたこともあり、噂は現実味を帯びていた。そして、決まったマンUのカゼミーロ正式獲得。メディカルチェック通過後に正式決定となる見通しのようだ。