■8月13日/プレミアリーグ第2節 ブライトン 0ー0 ニューカッスル
プレミアリーグ第2節、この日プレミアデビューとなったサッカー日本代表・三笘薫が輝きを放った。
ブライトンに所属する三笘は、ホームでの対ニューカッスル戦、後半30分から途中出場。得意のドリブルで左サイドを切り裂いてみせたのだ。スコアレスドロー、試合の残りは15分とアディショナルタイムいう状況で送り出された三笘。出場後まもなくの後半36分に魅せる。
三笘は、ハーフウェーラインの左サイドのタッチライン沿いで浮き球のボールを胸トラップすると、背後から相手が寄せてくるのを察知し、前方にボールを浮かせて抜き去ると、別の相手選手が追ってくるところを、再びボールを浮かせ前進を見せる。プレミアリーグの超伝統チームの選手を手玉に取るプレーを見せたのだ。
そして後半40分、三笘が自身の最強の武器を見せつけるシーンが訪れる。左ワイドにポジショニングしていた三笘にボールが渡る。対面する相手はイングランド代表のSBキーラン・トリッピアー。
三笘はジワジワと距離を縮め、ペナルティーエリアに入ると、右足のアウトサイドでボールタッチし中に入る動きを見せるや否や、次の瞬間には再び右足で縦に切り返す。一気にスピードアップし、ゴール方向へ突進。チャージにくるトリッピアーをガードして跳ね返しさらに直進。ゴールエリア直前で右足アウトサイドで中に鋭いパスを放つ。これに味方MFグロスが合わせるが、わずかに枠をとらえることができなかった。
危険すぎるドリブルで決定機を作り出した三笘だったが、試合はスコアレスで終了。目に見える結果を出すことはできなかったが、大きなインパクトを見せてくれた。