■「ミラクルなドリブルだ」
続いて流れる味方選手へのスルーパス場面の次に、この試合最大の見せ場がやってくる。後半40分の場面だ。
左サイドで幅を取っていた三笘にボールが渡る。イングランド代表DFキーラン・トリッピアーと対峙しながらジワジワと迫り、ついに、2人はペナルティエリアに入る。
すると、日本代表は中に切れ込む動きとボールのアクションを見せるが、次の瞬間には素早く縦に切り返す。そして突破お阻止しようとするトリッピアーの前に体を入れると、今度はゴール方向にキュっと90度方向転換をしてさらにドリブル。パスやシュートを阻もうとニューカッスルのDF4人が三笘を囲み、相手GKもその動きに対応しようとする中で、右足アウトサイドで中にボール入れる。これに味方MFグロスが合わせるが、わずかに枠をとらえることができなかった。
こうしたプレーの数々に、現地ファンが英語で賞賛の声を送っている、。
「本物のプレーヤーを手に入れた!」
「この選手から素晴らしいことがたくさん来る..」
「日本のファンにとっては驚きではない」
「ミラクルなドリブルだ」
「監督がプレーする機会をもっと与えてくれることをただ祈っている」
「当たり前のように相手の右サイドを破壊している。 デビュー戦の15分間これだけのインパクトがあると、スターティングイレブンの誰かが三苫に取って代わられるだろう」
開幕戦で出番がなかったものの、わずか15分で現地サポーターをうならせた三笘。さらなる活躍が期待できそうだ。