■突き詰めたいポジショニング

 一方で、レギュラーの座を射止めるにあたって注意したいポイントも垣間見えた。それは、自身の背後のスペースのケア。ハイドゥク戦の前半44分にはサヒティに自身の背後を突かれ、GKと1対1の局面を作られている。失点にこそ繋がらなかったが、ヒヤリとしたワンシーンだった。

 最終ラインが高く設定され、そこから丁寧にパスを繋ぐポゼッションスタイルが浸透しつつあるヴィトーリアでレギュラーに定着するには、的確なポジショニングを習得する必要がある。日本代表への招集歴がある25歳DFの、さらなる成長に期待したい。

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