衝撃フィジカル映像に「もう槙野はジョンマリが大嫌いだろうな」の声も…ヴィッセル神戸守備陣を完全粉砕した「アビスパ福岡のジョン・マリとルキアン2人だけのゴール」に2700いいねの画像
アビスパ福岡FWジョン・マリ 写真:アフロスポーツ

■8月11日/JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 アビスパ福岡ヴィッセル神戸(ベスト電器)

 登録メンバーがわずか14人という“数的不利”な状況を覆して、アビスパ福岡がルヴァンカップベスト4に進出した。その立役者は、ジョン・マリだ。

 新型コロナの陽性者が相次ぐ福岡は、この試合のベンチメンバーがわずか3人。しかも、そのうち2人がGKというスクランブルだった。7月下旬から陽性者が多数出ており、ヴィッセル神戸との第1戦(8月3日)は控えメンバーが4人。その際も、2人がGKだった。さらに、8月6日に予定されていたJ1リーグのガンバ大阪戦は13人の登録メンバーを揃えることができず、中止に追い込まれていた。

 人数の少なさを克服したのが、カメルーン代表のフィジカルだ。前半43分、福岡の最終ラインから前線にボールがクリアされた、なんでもない場面がゴールの“きっかけ”となる。タッチライン沿いでバウンドしたボールにジョン・マリが体を入れる。後ろから体を寄せたのが神戸DF槙野智章だった。

 29歳のカメルーン代表がうまくボールをコントロールすると、そのまま縦に突破の動きを見せる。槙野も体を寄せながら並走するが、次の瞬間、ジョン・マリは切り返しを見せる。その際、槙野を吹き飛ばしながらも中に切れ込んだのだ。強引突破から一転、ゴール前に柔らかくパスすると、そこに走り込んだのがルキアン。右足で合わせたボールがゴールネットを揺らしたのだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3