現地時間8月6日、日本代表・堂安律が所属するフライブルクがブンデスリーガ開幕戦であるアウクスブルク戦に挑んだ。この試合に2列目右サイドで先発した堂安は、見事な開幕ゴールを決めて見せた。
オランダ1部のPSVからフライブルクに移籍して迎えるデビュー戦で早くも結果を出した。今季のリーグ開幕戦で先発を勝ち取ると、チームが3点を先行するいい展開に。そして78分、見せ場がやってくる。
フライブルクの最後尾からのロングボールを、マイボールにしようと両チームの選手が競り合う。これを味方選手が保持、ボールを持って前進する。その選手に並行して堂安を含むフライブルクの選手が2人ゴール方向に並走するが、相手守備陣も3人と人数はそろっている。そこでボールは中央に、つまり、堂安の元へと転がってくる。
堂安がボールを受け取った場所はペナルティアーク中央。相手選手はまず後方から体を寄せるが、日本代表はこれにまったく動じない。とはいえ一度、ボールを持ち直すかと思われたが、次の瞬間には左足を振りぬいており、鋭い軌道を描いたボールはゴールネット右隅を射抜いたのだ。
足の振りの速さ、そして、体幹の強さ、さらにはコントロールと、すべての技術が詰め込まれた一撃で、サポーターやチーム同僚に、堂安の存在を強く印象づけるプレーだった。