川崎フロンターレは7月20日、ジャパンツアーで来日したパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。1-2で敗れたが、逆転でのJ1リーグ優勝に向けて新たな希望を見つけている。
■ワールドクラスのFWに堂々の守備
8か月ぶりの実戦でキリアン・ムバッペとマッチアップ――。
このPSG戦で復帰を果たした川崎のDFジェジエウに課された難題だ。しかし、久々の試合で対峙する相手が世界一の推定市場価値(『transfermarkt』より)という信じがたい状況だったものの、背番号4は素晴らしい対応を見せる。
18分には最終ラインの高さを見誤ってムバッペにフリーランで抜け出されてしまうなど試合勘のなさが表れたシーンがあったものの、果敢にドリブルをしかけてくるムバッペ相手には堂々の守備。ステップを間違えずにシュートコースを限定し、最後に豪快なスライディングを見せて幾度か決定機を阻止していた。
PSGはプレシーズンで本調子ではないとはいえ、8か月ぶりの実戦でこれだけやれたのならば、すぐにリーグでのレギュラー復帰が確実だろう。