■7月20日/パリ・サンジェルマン ジャパンツアー2022 PSG 2―1 川崎フロンターレ(国立)
またもや乱入事件が発生した。6万4922人が駆け付けたパリ・サンジェルマンと川崎フロンターレの試合終了後。両チームの選手がピッチに集まった和やかな瞬間だ。
国立競技場の南スタンド近辺からピッチレベルに降り立った日本人男性が、そのままスター軍団目掛けてピッチに乱入。猛然とダッシュすると、それを止めようとする警備員の静止を何度も振り切った。それでも警備員の対応人数が増えたことで、地面に押さえつけられた。選手らに何も被害がなかったからよかったものの、何かあれば悲劇になりかねなかった。
男は白いタンクットップシャツを着ており、前側には外国語の言葉が書かれていた。ユニフォームをねだるような内容と見られ、背側には日本人の名前が漢字4文字で書かれていた。一般的な苗字にふつうの名前で、誰かを揶揄したりするようなものではないことから、本人の名前の可能性もある。仮にサインやユニフォームを求めたもので危害を与えるつもりがないにしても、許される行為ではない。
パリ・サンジェルマンが一般人向けに公開練習を有料で行った際にも、観客はピッチに乱入していた。7月18日のことだ。最初は少年が乱入し、メッシが神対応したからよかったものの、それに味をしめたかのように続いている。