■残留をかけた琉球と大宮の６ポイントマッチは…
Ｊ２残留争いでは、２１位の大宮と２２位のＦＣ琉球が激突した。
琉球のホームを舞台とした６ポイントマッチは、ホームの琉球が５０分に金井貢史のボレーで先制する。アウェイの大宮も反発する。６１分、古巣対決の武田英寿が、直接ＦＫからゴールを狙う。バーに弾かれた跳ね返りを、ゴール前の菊地俊介がプッシュした。
大宮がセットプレーをきっかけに得点するのは、３試合連続だ。前節の東京ヴェルディ戦後、菊地は「夏場は体力的に苦しいところがあるので、セットプレーで得点できるのはゲーム展開的に大きい」と話していたが、この日も直接ＦＫから同点とした。
試合は１対１のドローに終わり、敵地で勝点１をつかんだ大宮は、ザスパクサツ群馬を勝点１差でかわして２０位に浮上した。とはいえ、６月１２日のブラウブリッツ秋田戦を最後に、６試合勝利から遠ざかっている。直近２試合は先行されながら引き分けに持ち込んでおり、粘り強さを発揮できている印象だ。勝点４差の秋田と対峙する次節こそ勝利がほしいだろう。
一方の琉球も、２試合連続のドローゲームだ。直近の３試合は１勝２分けと勝点を積み上げており、ナチョ・フェルナンデス監督のもとで立て直しの兆しが見えつつある。
Ｊ２残留争いの当事者たるチームは、勝点２８で１８位の秋田、同２７で１９位の岩手、それに２０位の大宮、２１位の群馬、２２位の琉球の５チームだろう。Ｊ２に生き残るのはどのチームなのか。残留争いも熾烈を極めていく。
