7月11日に行われたJ1リーグ第21節の浦和レッズvsFC東京。この試合でFC東京の松木玖生が放ったFKが話題になっている。
■すべてが「ほぼ完ぺき」なFK
この日スタメン出場した松木は、39分にFKを得るとキッカーの位置に立ち、助走をつけた。そして、ともにキッカーの位置に立っていたレアンドロが先にボールに向かって行き、シュートを打つ素振りを見せてスルー。直後に松木が走り始めて思い切り左足を振った。
放たれたボールはゴール中央よりに向かって行くかに思われたが、驚異的なカーブを描いて左方向に曲がり、ポストに直撃。ゴール裏からの映像を見てみると、その尋常ではない曲がり具合が分かる。この日、歴代最多となるJ1通算170試合無失点を記録したGK西川周作ですら一歩も動けないほどのスピード、コース、威力であった。
まさに「枠に入っていれば…」というFK。もし決まっていれば、FIFAが選定する年間最優秀ゴール「プスカシュ賞」にノミネートされてもおかしくないシュートであった。