【浦和レッズ】「覚醒の予感」が漂うMF大久保智明は浦和を上昇に導けるか?(2)好調の秘訣は「あえて体が動くままにするトレーニング」の画像
MF大久保「ホームでゴールを決めたい」 撮影/原壮史

 いまだに11位と波に乗り切れない印象の浦和レッズだが、好調のMF大久保智明がチームの突破口となるかもしれない。

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 大久保は第17節の名古屋戦で今季初スタメンを飾ると、そこから4試合連続で先発を果たしている。切れ味の鋭いドリブルが魅力で、先発したいずれの試合でも2~3本のシュート数を記録している。果敢にゴールを狙う大久保のプレーが起点となって、決定機が生まれるシーンも多い。6日に行われた京都戦でも、惜しくも得点とはならなかったものの、ゴールという結果まではあと少しというところまで来ていて、まさしく“覚醒前夜”と言える。

 京都戦後、大久保に好調の理由について尋ねると、“秘密の特訓”について明かしてくれた。「以前は、少し(プレー中に)考え過ぎてしまうところがあった。今、個人的なトレーニングでは体が勝手に反応するようなトレーニングをしているので、それが今、実戦的に試合中でも(結果として)出てきているのかなと思います」と話す。

 「近い距離でパスを繋ぐ練習でも、すごく速いテンポでやってみたりすると、自分でも咄嗟に体が動くというか、そういった手応えを感じています」と話す大久保は、こういった練習を去年の年末から意識して取り組んでいたという。個人練習においても敢えて深く考え過ぎずに体の動くままにプレーをすることで、試合中にも成果が表れてきているようだ。

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