■それぞれの助っ人たちの戦いも目を引いた
それぞれの助っ人たちの戦いも目を引いた。先制ゴールを決めた分、名古屋のマテウス・カストロには余裕が見られた。柏のマテウス・サヴィオとのマッチアップでも落ち着いていた。互いに10番を背負ったブラジル人のプライドが感じられたが、この日はカストロが上回った。
「1-0で勝っていたので、ボールを収めて試合を落ち着かせようとしていた。それがしっかりできたのは良かった。柏は順位が上のチームなので、この1勝がすごく大事だと最初から最後まで考えていた」(カストロ)
引き分け、引き分け、白星とやや上昇ムードの名古屋は9位。
「守ることなく、しっかりと返す手を持ちながら、90分間戦えた。守備一辺倒になるとやられていたと思うので追加点を取れるようなチャンスを作りながら勝ち切った。悪い流れを断ち切る形で勝利できた」(長谷川健太監督)
3連敗になってしまった6位の柏は正念場だ。