■マンU入りの可能性

 エリクセンは2013年8月にアヤックスからトッテナムへ完全移籍。2018/19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では12試合に出場し2得点4アシストでチームのクラブ史上初のCL決勝進出に貢献した。

 2020年1月にはインテルに移籍。このインテル時代に、注目を浴びたことがある。というのも、EURO2020の試合中に心停止で倒れてしまい、植え込み型除細動器(ICD)を装着する手術を受け復活を遂げたが、イタリアの規定によりICDを着用しながらのプレーは認められなかったからだ。そして2021年12月に、インテルを退団することになった。

 その後、エリクセンは2022年1月にブレントフォードへ加入。途中加入ながら、11試合1得点4アシストの活躍を見せている。2022年2月25日のニューカッスル戦に途中出場した際には、大勢のファンの大歓声に包まれた。エリクセンの復活を喜んだファンがいかに多かったかを物語っている。

 今季限りでブレントフォードを退団したエリクセンには、先述したようにマンUが3年契約で加入するのではないかという噂が浮上している。冒頭のような悲しい出来事でまたしても注目を浴びてしまったが、無事にエリクセンの移籍先は決まるのだろうか。

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