今季マジョルカで躍動し、日本代表でも初ゴールを決めたMF久保建英。アトレティコ・マドリード相手に決めた「カウンター弾」にスポットを当ててみよう。
■昨季王者からゴールを奪う
今季序盤に負傷し、およそ2か月にわたって離脱していた久保。しかし、ラ・リーガでの復帰後2試合目でシーズン初ゴールを決めた。
久保のゴールが決まったのは2021年12月5日に行われたリーグ第16節アトレティコ・マドリード戦。昨シーズンのチャンピオンとの試合だった。久保は0-1のビハインドで迎えた74分から途中出場。すると、チームは80分にネットを揺らして同点に追いつく。
そしてアディショナルタイムに入り、マジョルカは相手のロングボールを跳ね返して自陣からカウンターに出る。右サイドにボールが入った隙に久保が裏に抜け出すと、そこへピッタリ合わせたスルーパスが出てくる。
これを受けた久保は、スピードに乗ってペナルティエリア右から侵入。世界的名手であるGKヤン・オブラクの股を抜く形で1対1を制し、逆転弾を叩き込んだ。チームはこの得点でリーグ8試合ぶり白星を手にしている。
このゴールを『WOWOWサッカー』が公式ツイッターで公開すると、2022年6月17日現在で134万回も再生されている。
6月10日のガーナ戦では待望の代表初ゴールも決めた久保。所属元のレアル・マドリードが参戦する7月下旬のアメリカツアーに帯同するとの報道が出ているが、来季はレンタルもしくは放出されるとの見方が強い。果たして、日本の至宝は大事なワールドカップイヤーをどこで過ごすことになるのだろうか。