【J2「折り返し」】「5戦負けナシ」のアルビレックス新潟が首位ターン!ケガ人、代表選出…「不在選手」多数のなか過去4シーズンで積み上げた「前半戦王者の総合力」!!【戸塚啓のJ2のミカタ】(1)の画像
本間至恩(新潟)   写真:アフロ

■新潟が「前半戦の王者」に!

 前半戦を終え、首位ターンを果たしたのは、アルビレックス新潟となった。

 J2リーグの前半戦ラストマッチとなる21節が、6月11、12日に開催された。勝点39で並ぶトップ3──新潟、ベガルタ仙台横浜FCは11日に揃ってアウェイでのナイトゲームに臨み、得失点差で首位の新潟は大分トリニータを2対1で退けた。2位の仙台、3位の横浜が引分けたため、勝点42の新潟が首位ターンを果たした。

 新潟は2018年からJ2で戦っているが、過去4シーズンの前半戦終了時の成績は18年が14位、19年が11位、20年が8位、21年が4位となっている。シーズン折り返しの順位はジワジワと上がってきたわけだが、ついに首位ターンを果たすこととなった。

 今シーズンは開幕直後こそ3分1敗と苦しんだが、4月3日の8節で3勝2分2敗と白星を先行させると、4月は4勝2分、5月は5勝1敗と、確実に勝点を積み上げてきた。現在は5戦負けなし(4勝1分)と、戦いぶりが安定している。

 大分に勝利した今節は、セントラルMFの島田譲が6試合ぶりに先発出場した。それでもなお、CBの舞行龍ジェームズが4試合連続でメンバー外となっており、MFイッペイ・シノヅカがケガで長期離脱中だ。また、三戸舜介がU-21日本代表に招集されている。長いシーズンでは選手が揃わない時期があるものだが、ピッチに立った選手がしっかりと存在感を放ち、新潟はチームとしての総合力を示している。

 21試合で勝点42は、1試合で勝点「2」を稼いでいる計算だ。申し分のないペースである。得失点差もリーグ最多のプラス18を記録しており、攻守のバランスにも優れている。新潟は前半戦の王者にふさわしい戦いを見せてきた、と言っていいだろう。

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