■6月2日/キリンチャレンジカップ2022 日本代表 4‐1 パラグアイ代表(札幌ドーム)
日本代表がパラグアイに快勝した試合後の札幌ドーム。選手たちは集まったサポーターや観客へのあいさつのため、ドームの中を一周した。そのとき、メインスタンドのピッチ横で注目を集めていたのが、田中碧と三笘薫だ。2人は横並びで座って談笑。この光景に川崎フロンターレのサポーターが大きくどよめいた。
田中と三笘は、どちらも「さぎぬまSC」と川崎ユースの出身だ。年齢は1学年違いで、小学生のときから一緒にプレーしていた2人は当時からずば抜けてサッカーがうまく、“鷺沼兄弟”と呼ばれていた。小学生時代からの“コンビ”がこの試合でともにゴール。日本代表の舞台で活躍し、サッカー少年のままの姿でいることにサポーターも心を動かされずにはいられなかったのだ。
「かわいすぎる♡♡鷺沼兄弟ー!!!」
「もう、尊いですね〜」
「フロサポ大歓喜」
「残業の疲れが癒やされました。ありがてぇ…」
田中はユースから2017年にトップチームに昇格。三笘は筑波大学を経て2020年から川崎トップチームに入団。“国内最強チーム”の主力として活躍して等々力で愛された2人が、世界に羽ばたいてもこのように仲良くいているとなれば、サポーターが反応するのも当然なのだ。