■「ボール泥棒」への海外からの評価は「右肩上がり」
ゴメスへの海外からのオファーの噂は今回が初めてではなく、2021年にはUAEのアル・アインからオファーを受けたものの、パウロ・ソウザ監督(当時)に説得され結果的には移籍に至らなかった経緯がある。
その後もマンチェスター・ユナイテッドが熱視線を送り、ブラジルにスカウトを張り付かせて動向を追っていると報じられるなど、2021年2月には50万ユーロ(約6,750万円)だった市場価値が、現在は900万ユーロ(約12億円)にまで急上昇している。今月はじめにはスペイン『アス』紙が「ブラジルの偉大なるボール泥棒」と評するなど、着実に評価を上げてきた。
フラメンゴといえば、21−22のチャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリーのヒーローとなったヴィニシウス・ジュニオールがキャリアをスタートさせたクラブ。また、同じくマドリーが獲得を狙っていると噂される18歳のFWマテウス・フランサも擁しており、次世代のスター候補を次々と輩出する印象を深めている。
王国の「宝の山」から新たな才能がヨーロッパに飛び立つのか、注目だ。