チャンピオンズリーグ決勝「千金弾」のレアル・マドリードのヴィニシウスを生んだブラジル名門「フラメンゴ」の新たな宝石!アトレティコ・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドが狙う21歳「ボール泥棒」の新星ボランチとは?の画像
CRフラメンゴのジョアン・ゴメス(右) 写真:ロイター/アフロ

 ブラジルの地から新たな宝石が発掘されようとしている。スペイン『ムンド・デポルティーボ』紙によれば、ブラジル名門CRフラメンゴのMFジョアン・ゴメスに対し、アトレティコ・マドリードが獲得をオファーする準備があるようだ。

■フラメンゴの「アイドル」の特徴とは

 21歳のゴメスは176cm/71kgと大柄ではないものの、安定したボディバランスと簡単にボールを失わない強靭さが特徴の選手。戦術面ではポジショニングに優れ、パス供給能力も高く、守備ではブラジル国内でもトップクラスのボール奪取率を誇るボランチで、2019年にプロ契約を交わしたフラメンゴでこれまで87試合に出場。

 今シーズンは29試合に出場し、3ゴール3アシストを記録。21年シーズンのリオデジャネイロ州選手権決勝では、クラブの永遠のライバルであるフルミネンセ相手に勝利を確実なものとするゴールを決めるなど、クラブのアイドルとして愛されている存在だ。

■アトレティコが欲しがる理由

 そのゴメスを狙うアトレティコ・マドリードは、戦術的な厚みを確保すべく、チームの中盤の要であるMFジェフリー・コンドグビアと似たタイプのボランチを探しているところ。獲得の第一候補であったマルセイユMFブバカル・カマラのアストン・ヴィラ移籍が今月23日に正式に報じられたことから、「プランB」としてかねてから注目していたゴメスの獲得検討を本格化する形か。

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