■ベンゼマの記録更新に期待
中盤3枚はお馴染みのメンバーだ。順当に行けばアンカーにはカゼミーロ、インサイドハーフにはルカ・モドリッチとトニ・クロースだろう。中盤の主力3人がベストコンディションであれば、CL制覇に近づくことになるだろう。
3トップは絶好調。21歳のブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスは今季公式戦48試合に出場9得点10アシストを記録。今季序盤はマルコ・アセンシオがスタメンで起用されていたが、徐々にスタメンに定着。CL準決勝2ndレグのマンC戦で2ゴールを決め、チームを決勝に導く活躍を果たした。決勝はアセンシオではなく、ロドリゴがスタメンに起用されるだろう。
左ウィングで起用される可能性のあるヴィニシウス・ジュニオールは今季公式戦51試合に出場21得点20アシストを記録。センターフォワードでの起用が予想されるカリム・ベンゼマとのコンビネーションは抜群。ヴィニシウスとベンゼマのコンビはリバプールにとって非常に脅威だ。
そして、ベンゼマには記録更新がかかっている。ここまで今季CLにおいて15得点を記録。リバプールFWモハメド・サラーが8得点で得点ランキング4位となっており、ベンゼマの得点王はほぼ確実。だが、得点王獲得だけではなく、大記録を塗り替えられる可能性が出てきた。これまでのCLでの1大会においての歴代最多得点は2013/14シーズンにクリスティアーノ・ロナウドが記録した17得点。ベンゼマが決勝でハットトリックを記録すれば、この記録を塗り替えることになる。果たして、フランス代表FWは個人賞2冠とともに大記録を塗り替えることになるのだろうか。