J1リーグ第14節 FC東京―柏レイソル
5月21日(土)|15:00 味の素スタジアム
3連敗中のFC東京だが、チームには明るいニュースもある。負傷者が続いていた最終ラインに、森重真人が帰ってこられそうだ。ミッドウィークのルヴァンカップで、試運転を終えている。
川崎フロンターレ相手に落とした開幕戦のメンバーに、森重はいなかった。その初戦を落とすと、選手・スタッフの新型コロナウイルス陽性反応による活動休止を経て白星を手にしたが、最終ラインには森重がいた。その後も自ら得点するなどチームを支えてきた。
対する柏レイソルでまばゆい輝きを放っているのが、U-21日本代表FW細谷真大だ。抜け出しのスピードにパワー、決定力と、まさにストライカーと呼びたくなる要素を備えている。リーグ戦で3試合ゴールがないが、その間には大学経由で戻ってきたアカデミー出身FW森海渡が2得点で勝利をもたらすなど台頭。ルヴァンカップ4得点の18歳・升掛友護もおり、若きFWの台頭が著しい。
FC東京の最終ラインでは、森重だけではなく脂の乗ってきた木本恭生もいる。熟練のCBたちと、カウンターの急先鋒となる若きタレントたちの駆け引きは、そのまま勝敗に直結する。
■FC東京
7位 勝ち点18 5勝3分5敗 12得点13失点 得失点差-1
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
ル△0-0 福岡(H)
L●1-2 磐田(A)
L●0-1 鳥栖(H)
L●1-5 福岡(A)
L○2-0 G大阪(H)
【通算対戦成績】
H 22試合・ 8勝3分11敗
A 25試合・12勝4分 9敗
計 47試合・20勝7分20敗
【直近対戦成績】
2021年 9月12日 J1第28節 ●0-1(H)
2021年 5月15日 J1第14節 ○4-0(A)
2021年 1月 4日 ル杯F ○2-1(A)
2020年10月28日 J1第30節 ●1-3(H)
2020年 7月 4日 J1第 2節 ○1-0(A)
【今節のみどころ】
松木玖生は前節、今季リーグ戦初めてのベンチスタートとなった。先発を外れるのは、出場停止だった第7節以来、今季2度目のことだったが、1点を追う展開に後半開始から投入された事実は、指揮官からの期待を物語ってもいる。
松木本人も、先発を外れることで考えること、感じることがあったはず。「反発力」を示すべきは、今だ。
昨季も第9節から5連敗し、勢いを失った。連敗を止めることにより、松木やアルベル監督らを迎えた今季のFC東京が生まれ変わったことを証明する一戦としたい。