■鋭い出足で反撃開始
長谷部は浮き足立つ可能性が十分のチームをコントロールしつつ、自身のパフォーマンスでも64分にはアリボが突破しようと仕掛けた際に完璧な対応を見せ、見事に整えることに成功。
思わぬ形の失点後にもいつも通りのフランクフルトを保つことができたチームは、鋭い出足で反撃を開始。
67分には飛び出した鎌田がループシュートを狙ったが、これは少しだけ大きくなりゴールの上に。
シャドーにマンマークがつけられているフランクフルトの攻撃は両翼が軸となり、右のクナイフがカルヴァン・バッセイに止められるようになると左のコスティッチが再三再四起点となった。
そして69分、コスティッチが入れたボールに飛び込んだラファエル・サントス・ボレがワンタッチでゴール。ついに試合が振り出しに戻り、フランクフルトがそのまま優勢を保って逆転を狙う展開となった。
鎌田は守備時に最前線や右サイドを漂い、ランドストラムがついていない状態でチームが攻撃に転じるタイミングが訪れることを狙ったが、なかなか思うような展開にはならず。
我慢の時間が続き、試合もそのまま延長戦へ突入した。