Ｊ１リーグ第１３節 ジュビロ磐田―ＦＣ東京
５月１４日（土）｜１４:００ ヤマハスタジアム（磐田）
ジュビロ磐田は名門再建に取り組み、ＦＣ東京は首都のビッグクラブとして大きな飛躍を目指そうとしている。立場は違うが、共通している悩みがある。前半の戦いぶりに難を抱えているのだ。
磐田は後半、しかも終盤の盛り返しが目につく。伊藤彰監督による選手交代やフォーメーション変更が効き、逆転勝ちした名古屋グランパス戦などもあったが、裏を返すと前半の戦いぶりは低調だ。今季ここまでの１５得点中、前半のゴールは５つしかない。
ＦＣ東京も、前半のゴールは４得点にとどまっている。内容には明らかな変化が見られるだけに、突き抜けていくには前半の戦い方を考える必要がある。
ＦＣ東京には、もうひとつの難問が立ちはだかる。磐田のホーム、ヤマハスタジアムである。
リーグ戦でヤマハスタジアムに乗り込むこと、通算１６度。そのうち、勝点３を持ち帰ったのは、たったの３度だけである。今季はすでにルヴァンカップでヤマハスタジアムに乗り込んだが、１－２と敗戦を食らって帰ってきた。
その磐田のホーム戦、さらに０－０に終わった味の素スタジアムでのルヴァンカップ第１節と、両チームとも前半はノーゴール。試合開始から４５分間の戦いぶりに改善を見せたチームが、勝利へと近づきそうだ。
■ジュビロ磐田
１６位 勝ち点１１ ２勝５分５敗 １５得点２０失点 得失点差－５
【出場停止】なし
【直近５試合結果】
Ｌ●１－２ Ｃ大阪（Ａ）
Ｌ●１－３ 鹿島（Ａ）
Ｌ○２－１ 名古屋（Ｈ）
ル○２－１ ＦＣ東京（Ｈ）
Ｌ△２－２ 広島（Ｈ）
【通算対戦成績】
Ｈ ２１試合・１３勝 ４分 ４敗
Ａ ２０試合・ ４勝 ７分 ９敗
計 ４１試合・１７勝１１分１３敗
【直近対戦成績】
２０２２年 ４月２３日 ル杯第 ５節 ○２－１（Ｈ）
２０２２年 ３月１５日 ル杯第 １節 △０－０（Ａ）
２０１９年１１月 ９日 Ｊ１第３１節 ●０－１（Ｈ）
２０１９年 ５月１２日 Ｊ１第１１節 ●０－１（Ａ）
２０１８年１１月１０日 Ｊ１第３２節 △０－０（Ａ）
【今節のみどころ】
調子を上げてきた選手がいる。昨季はＪ２で１得点に終わっていたファビアン・ゴンザレスである。
しばらくベンチにも入らずにいたが、戻ってきた第９節には交代出場から６分後にゴール。その後も切り札としての役割を果たし、ここ２試合は後半頭からの出場で連続得点している。
ジョーカーとしての使い方も有用だが、この調子なら先発に食い込んでもおかしくはない。３得点は、大津祐樹と並ぶチーム２位タイの得点数だ。
ルヴァンカップで、すでにＦＣ東京相手にゴールをマーク。コロンビア人ＦＷの勢いが、チームを大きく後押ししそうだ。
