日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルをトッテナムが3−0で下した。プレミアリーグ第22節、トッテナム対アーセナルのノースロンドン・ダービーが現地時間5月12日に行われ、ホームのトッテナムが3−0の勝利を収めた。
■熾烈なCL争い
延期分の第22節は勝ち点4差で迎える4位アーセナル対5位トッテナムの超重要なノースロンドン・ダービー。両チームは来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争っている。アーセナルの冨安はこの日も左サイドバックでスタメン出場を果たした。
21分、ソン・フンミンがペナルティエリア内で倒されてトッテナムがPKを獲得。このPKをハリー・ケインが決めてトッテナムが先制。アーセナルは同点に追いつきたいところだったが、33分にロブ・ホールディングが2枚目の警告で退場。アーセナルは残りの時間を数的不利で戦うことになった。
そして37分、ソンの右CKにニアでロドリゴ・ベンタンクールがヘディング。ファーサイドに飛び込んできたケインがダイビングヘッドで押し込んだ。さらに47分、ダビンソン・サンチェスの縦パスをケインがキープ。重戦車のような驚異のフィジカルでボールを奪われず。最後はこぼれ球をソンがダイレクトシュートで決めた。ケインのボールキープは圧巻としか言いようがない。
結局、このままスコアは動かず。トッテナムが3−0の勝利を収めた。これで4位アーセナルの勝ち点は66のまま。勝利したトッテナムは勝ち点65に伸ばしアーセナルに肉薄。CL争いは熾烈をきわめている。