5月8日に行われた、ブンデスリーガ第33節のフランクフルト対ボルシアMG。この試合で先発出場したフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が、ゴールライン上でのギリギリのクリアを見せて話題になっている。
■GKの後ろにカバーに回る
長谷部の凄まじいブロックが見られたのは71分。
相手に右サイドから攻め込まれてクロスを上げられると、そのこぼれ球がゴール前に転がり、相手FWブレール・エンボロがいち早く反応。反転しつつ左足を振り抜くと、ボールはGKケビン・トラップの横をすり抜けて枠内へ。
しかし、ゴールかと思われた次の瞬間、長谷部がゴールライン上でヘディングクリア。クロスのこぼれ球を相手が拾う直前、機転を利かせてGKトラップの後ろにカバーに回って失点を防いだのだ。
スカパー!公式YouTubeチャンネルが試合のハイライトを公開すると、勝ち越しゴールを許さなかった長谷部の素晴らしい対応に、「危機管理能力高すぎ」や「第二のゴールキーパー」など多くの称賛コメントが寄せられた。
途中出場した日本代表MF鎌田大地のアシストなどによる活躍もあり、結果的にこの試合は1-1のドロー決着。長谷部はフル出場を果たした上に同点ゴールの起点になる縦パスも通している。今年で38歳を迎えた元日本代表MFには、ヨーロッパリーグ決勝でも素晴らしいプレーを期待したい。