カリム・ベンゼマが最後にきっちりゴールを記録し、レアル・マドリードの2シーズンぶり35度目のリーグ優勝を決めた。ラ・リーガ第34節、レアル・マドリード対エスパニョールが現地時間4月30日に行われ、ホームのレアルが4−0の勝利を収めた。
■ベンゼマが途中出場でゴール
引き分け以上で優勝が決まるという状況で迎えたエスパニョールとの一戦。中3日でマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグを控えているレアルは、マリアーノ・ディアスやマルコ・アセンシオ、ロドリゴ・ゴエスなどがスタメンに名を連ねた。ベンゼマやトニ・クロースらはベンチスタートとなった。
先制ゴールが生まれたのは33分。左サイドでボールを受けたロドリゴがインナーラップしたマルセロに預け、リターンを受けてペナルティエリア左に侵入。そのまま右足でゴール右へ流し込んだ。続く43分、マリアーノが相手陣内でボールを奪う。ボールを拾ったロドリゴがゴールを奪いレアルが2点リードとなる。
55分にはエドゥアルド・カマビンガのパスにアセンシオがゴール。そして途中出場のベンゼマがダメ押しゴールで優勝を決める。81分、自陣でボールを奪うと、ダニ・セバージョスがイスコへ繋ぐ。イスコは左サイドでヴィニシウス・ジュニオールにスルーパス。ペナルティエリア左に侵入したヴィニシウスがマイナスのパスを供給すると、走り込んできたベンゼマがダイレクトでゴールネットを揺らした。
あそこに走り込んでくるベンゼマの嗅覚、シュートセンスなどまさに完璧なゴールだった。ベンゼマはこれで公式戦42試合で42ゴール目。リーグ戦でのゴールを26に伸ばし、得点ランキング首位独走。同2位のラウル・デ・トマスとは11ゴール差となっており、得点王獲得は確実となっている。