伊東純也が完璧なスルーパスでヘンクの先制ゴールをお膳立てした。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)ヨーロッパプレーオフ(PO)第2節、ヘンク対メヘレンが現地時間4月29日に行われた。ホームのヘンクが4ー2の勝利を収めた。
■圧巻のアシスト
伊東は累積警告によりヘントとのPO初戦を欠場。メヘレン戦でスタメン出場を果たし、今季のPO初出場となった。31分、左サイドからのブライアン・ヘイネンのパスを伊東が受けると、右足のトラップから絶妙なスルーパスを供給。これに反応したダニエル・ムニョスがダイレクトでファーサイドに流し込んでゴールネットを揺らした。
伊東の圧巻アシストが炸裂した。少しトラップが前にズレてしまうも、さすがの反応ですぐさま右足でスルーパス。スピード、タイミングともに完璧な極上のスルーパスだった。
その後、ヘンクは同点にされるも、80分に勝ち越し。伊東が右サイドをドリブルで仕掛けペインツィルへスルーパス。ペインツィルはペナルティエリア右に侵入すると、切り返しからテオ・ボンゴンダへマイナスのパス。ボンゴンダは左足を振り抜きボールはゴール右に吸い込まれた。
再び同点とされたヘンクだったが、ボンゴンダの強烈FKが炸裂し再度勝ち越し。そして後半アディショナルタイムの94分、右サイドで仕掛けたボンゴンダがスルーパス。これに反応した伊東がエリア右から絶妙クロス。ペインツィルがヘディングシュートを放つも、これは相手DFがブロック。しかし、ペインツィルがボールを拾い一人かわしてからシュート。これがゴールネットに突き刺さった。
これで試合は終了。ホームのヘンクは4−2の勝利を収めPO連勝。ヨーロッパPOでヘントとの勝ち点差2で2位となっている。果たして、伊東はヘンクをチャンピオンズPO4位との決戦に導くことができるだろうか。