フランクフルトMF鎌田大地がヨーロッパリーグ(EL)でゴールを決めて、決勝進出前進となった。
EL準決勝1stレグ、ウェストハム・ユナイテッド対フランクフルトが日本時間4月29日に行われ、アウェイのフランクフルトが2−1の勝利を収めた。
■鎌田の決勝ゴール
開始1分にアウェイのフランクフルトがいきなり先制。左サイドでボールを保持した鎌田はラファエル・サントス・ボレ・モーリーに縦パス。ラファエル・サントスがファーサイドにクロスを供給すると、アンスガー・クナウフが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
いきなり先制に成功したフランクフルトだったが、マイケル・アントニオに決められ同点にされてしまう。前半は1−1のドローに終わったが、後半開始早々に鎌田が勝ち越しゴールを決める。
54分、ジブリル・ソウがイェスパー・リンドストロムとのワンツーでペナルティエリア左に侵入。ソウは右足でシュートを放つが、アルフォンソ・アレオラがセーブ。しかし、こぼれ球を鎌田が押し込んでフランクフルトに勝ち越し弾をもたらした。
鎌田のもとにはボールからやって来る。前回のバルセロナ戦でもアシストを決めたノリノリの男が、EL準決勝という大一番で貴重な決勝ゴールを決めた。
鎌田にとっては、このゴールが今季EL5得点目。ドイツ版の『スカイスポーツ』によると、鎌田はこれでEL通算11得点目。EL本戦におけるアジア人最多得点者となった。また、これで勝利したフランクフルトはEL決勝進出に前進。2ndレグでも勝利すれば、UEFAカップ時代を除いて初のEL決勝進出となる。運命の2ndレグは日本時間5月6日4:00キックオフで行われる。