ラ・リーガ第33節、オサスナ対レアル・マドリードが4月21日に行われ、マドリードが3-1で勝利を収めた。この試合で見られた、マドリードFWカリム・ベンゼマとリカルド・デ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審の並走が話題になっている。
■後半アディショナルタイムに見せた猛ダッシュ
2人の並走が見られたのは、終了間際の96分。
2-1でリードしているなか、マドリードは自陣からのカウンターを開始。ボールを持ったベンゼマが相手選手を1人かわして、前線にいたビニシウス・ジュニオールへパスを送る。
そしてパスを出したベンゼマが、ゴール前に向かって走り出すと、同じタイミングでベンゴエチェア主審もダッシュを開始。まるで徒競走のような展開になると、前方に立っていたベンゼマを追い抜かしてベンゴエチェア主審が先にゴール前に到達した。
その後、ボールを持ったビニシウスがペナルティエリア左に侵入し、ゴール前にクロスを送ってルーカス・バスケスがネットを揺らしている。
この得点シーンで見られたベンゼマとベンゴエチェア主審のダッシュには、「審判ベンゼマより速い」や「主審のカウンターアタック」など多くの反応が寄せられ、話題になっている。
96分という体力が底をつき始める時間帯でも、常にボールの近くに立つことが求められる主審のスタミナの豊富さを改めて確認できるシーンだった。