デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧がアカデミー生に取った行動が話題となっている。
■地元でも大人気
田中碧は川崎フロンターレの下部組織から2016年7月にトップチーム昇格が発表された。徐々に頭角を現し、2019年にはJリーグ・ベストヤングプレイヤー賞、2020年にはベストイレブンに選出された。そして2021年6月にブンデスリーガ2部のデュッセルドルフへレンタル移籍。海外初挑戦ながら主力に定着し、ここまで公式戦26試合に出場1得点1アシストを記録している。
ドイツメディア『ビルト』はデュッセルドルフがすでに田中の買い取りオプションを行使し、完全移籍に移行したとも伝えている。また、日本代表でもホームでのオーストラリア代表戦で初ゴールを決め、レギュラーの座を奪取した。
そんな田中は地元デュッセルドルフでも大人気。クラブの日本語ツイッターが4月21日に動画を投稿。練習後にUー9、Uー10の選手たちが「TANAKA」コールをし、田中が子供たちに歩み寄ってくるという動画。田中は子供たちと笑顔でハイタッチ。子供たちは「イエーイ」と喜んでいた。
この動画には「可愛い」、「最高」などの声や「麻生(川崎Fの練習場)時代から子供に優しい」や「川崎F時代から変わらない」などのコメントがあがっている。田中自身も川崎Fのアカデミー時代に中村憲剛氏などから似たような対応を受けたのだろう。さらには、川崎F時代に田中も子供たちに同じような神対応を取っていた。これぞプロ選手、そして田中の人柄の良さが分かる動画だった。