■三笘のユニオンSGの優勝はあるか?

 チャンピオンズPOに参加するのは三笘と町田のユニオンSG、2位のクラブ・ブリュージュ、3位のアンデルレヒト、そして三好康児が所属する4位のロイヤル・アントワープだ。

 今季レギュラーシーズンで1位となったのは勝ち点77のユニオンSG。日本代表MF三笘がブライトンからのレンタル移籍で、町田が今季途中から加入しているチームだ。48年ぶりに1部に昇格したベルギー1部優勝11回を誇る古豪・ユニオンSGは、昇格初年度にも関わらず好調をキープ。クラブ・ブリュージュやアンデルレヒトなどの強豪を抑えて1位でレギュラーシーズンを終えた。

 ユニオンSGはPOを勝ち点39でスタート。2位ブリュージュとは勝ち点3差。3位アンデルレヒトとは同7差となっていて、安心はできない。4位のアントワープはレギュラーシーズンの勝ち点が63となったため、アンデルレヒトと同勝ち点でスタートすることになった。どのチームにも優勝の可能性が残っている。

 海外初挑戦となった三笘は、今季のリーグ戦開幕から3試合連続ベンチ外。しかし第7節のヘンク戦で途中出場を果たすと、圧巻だったのは第11節のセラン・ユナイテッド戦だ。一人少ない状況で後半頭から途中出場となった三笘は、なんとハットトリックを記録。チームの勝利に貢献し、強烈なインパクトを残した。その後はスタメン出場も増え、途中怪我で離脱する時期もあったが、リーグ戦21試合に出場5得点4アシストを記録。日本代表にも選出され、ワールドカップ出場に導く活躍も見せた。三笘にかかる期待はユニオンSGを優勝に導く活躍だ。

 一方、町田は移籍当初、中々出番がなかったが、第27節のシント=トロイデンVV戦でデビュー。リーグ戦6試合1アシストという結果になった。途中加入でチームも好調。レギュラーシーズンは出番が少ないかもしれないが、守備面での貢献を期待したい。

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