【ラ・リーガ分析】見えた「久保建英の起用法」!勝利を手に入れたマジョルカ「新たな目標」への戦い【マジョルカ対アラベス】(2)の画像
アラベス戦に先発したマジョルカ久保建英 写真:ムツ・カワモリ/アフロ

【ラ・リーガ マジョルカvsアラベス 2022年4月19日(日本時間26:00キックオフ)】

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 51分にはエリア手前中央で左サイドからボールを受けると、それまでの鬱憤を晴らすかのように思い切り右足でシュート。しかし、これは前半のマフェオへのパス以上に精度を欠き、力の無いグラウンダーのボールが枠を外れる、という結果になってしまった。

 65分、ムリキがオフサイドポジションにいたためにスルーしたボールを追いかけたところでディフェンダーに身体を当てられて弾き飛ばされると、久保はしばらく立ち上がれず。ようやくプレーに戻ったものの、腰に手を当てて消耗し切った様子を見せるよつになった。

 そんな状況で、68分にイ・ガンインが交代の準備を終えてピッチの横へ。今度こそ久保が交代となるかと思いきや、アギーレ監督はまだプレーを続けさせた。ピッチに残り、ここ最近のマジョルカの後半の攻撃モードの象徴となっているイ・ガンインとの共存という形でパフォーマンスを上げたい久保だったが、とうとう最後まで試合の流れに乗り切れなかった。

 70分には中央でのドリブルから最終ラインを抜け出したムリキへスルーパスを送ったが、タイミングが遅くオフサイド。72分には自陣の低い位置でルーズボールを回収してカウンターをスタートさせ、イ・ガンインにボールを預けて中央を走り抜けようとしたところで倒されたがファウルの判定はもらえず。カウンター自体もシュートまで行けずに終わってしまうと、直後に1点を返されてしまった。

 1点差となって攻勢を強めるアラベスに対し、アギーレ監督は82分に久保を下げてフェルナンド・ニーニョを投入。イ・ガンインを右サイドに配し、必死の守備からムリキとニーニョのツインタワーへ弾き返す、という戦い方にシフトした。

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