【イングリッシュ・プレミアリーグ リバプールvsマンチェスター・ユナイテッド 2022年4月19日(日本時間28:00キックオフ)】
2失点後、ユナイテッドはリンガードがファビーニョを見るようになったことでようやく安定し、ボールを奪ってカウンターへ転じる場面も見られるように。しかし、リンガードのコントロールが大きくなってしまったり、ラッシュフォードが動かなさすぎたり、と自ら攻撃の芽を潰してしまい、前半は支配率24%でシュート0、という散々な内容になってしまった。
後半になるとジェイドン・サンチョが投入され、彼の個の力によって左サイドから攻撃できるようになったが、中央での起用となったラッシュフォードが機能しないままでリバプールのディフェンスラインを崩すことはできず。結局サンチョはディフェンスの手前から強引なシュートを1本放ったのみで、後半のチームの合計シュート数は2に終わった。
68分には縦パスを奪われたところからのカウンターでサディオ・マネにダメ押しゴールを決められて3-0。85分には後方でのボール回しを奪われたところからサラーにゴールを許し4-0。リバプールがいとも簡単にビッグマッチを制した。
ゴールを奪ってきてくれるロナウドが欠場したことに加え、シティとの名勝負を連発している、クロップ・スタイルの完成形と言っていい現在のリバプールを相手にしたことで、ラルフ・ラングニック監督の戦い方が現在のチームに全く染み付いていないことが強調されることになった。