【ラ・リーガ エルチェvsマジョルカ 2022年4月16日(日本時間21:00キックオフ)】
前節・アトレティコ・マドリード戦で先発予定だった日本代表の久保建英だが、ハビエル・アギーレ監督は「トレーニングで無気力なところがあった」とイ・ガンインを先発させることに変更。
ただし、途中出場となった久保は積極的な戦いを見せ、指揮官から「先発するに値する」(試合後)という言葉を引き出した。
18位〜20位の3チームが降格するラ・リーガにおいて、マジョルカは勝ち点29で17位。同32点で15位のエルチェとの対決となったこの試合を前にアギーレ監督は「(久保は)とても良いトレーニングをしている」とアトレティコ戦と対比するコメントをし「タケフサは本当に素晴らしい選手だ。髪型は最悪だけど」と記者を笑わせて良好な関係を築いていることをアピールした。
降格を逃れたいチーム同士の戦いということもあり、アギーレ監督は守備のリスクを極限まで減らすことを選択。2トップではなくなり、久保とイ・ガンインは共にベンチスタートとなった。
守備時に5-4-1となるチーム同士のぶつかり合いは、いつどこで誰が負傷しても不思議ではない激しさを伴う消耗戦になった。
主審はその激しさをカードを出さずに要所要所で笛を吹くコントロールを見せ、前半はアディショナルタイムにブライアン・オリバンが受けたイエローカードが唯一のカードになった。それが残留争いでは当たり前の光景である、ということなのだろう。