FC東京「背中に名前のない男」17歳・189センチDFが「フル出場」東廉太「ワールドクラス」の可能性【ルヴァン杯「湘南ベルマーレ対FC東京」】(1)の画像
初先発でフル出場したFC東京の東廉太 撮影:原壮史
湘南ベルマーレvsFC東京 20220413

JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第4節 湘南ベルマーレvsFC東京 2022年4月13日 19:03キックオフ】

 ニューヒーロー賞というものがあるように、ルヴァンカップの魅力の1つは新戦力の台頭だ。東京のアルベル監督は「ルヴァンカップは選手1人1人の成長を確認する場、成長を促す場だと考えている」とし「将来を担うような若手の成長に貢献したい」とこの試合での選手起用の意図を語った。

 そんな指揮官にスタメンに抜擢されたその選手の背中には、名前が無かった。

背番号42の下に名前はなかった 湘南ベルマーレvsFC東京(20220413)撮影/原壮史

 ユニフォームの背番号の下、腰スポンサーのロゴとの間に空いたスペースは“まだ何者でもない”という印象をもたらした。その空間は、発展途上というだけではなく、無限の可能性の象徴のようでもある。

 背番号42の彼の名前は東廉太。FC東京U―18に所属する189cmのディフェンダーは、2種登録でトップチームの活動に参加している。

 3月15日のルヴァンカップ磐田戦でエンリケ・トレヴィザンの退場に伴い急遽途中出場を果たした東は、この試合が初スタメン。アルベル監督が彼を選んだ理由は「プレシーズンや普段のトレーニング、練習試合で彼のプレーを見た際に、将来性豊かな選手だと感じた」からだ。身長とフィジカルに加え「スタイルへの適応の速さに驚かされた」という。

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